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創業ストーリー

イグナーツの出発点

介護への想いと地域の後押し

イグナーツの経営陣は、前職からのチームメイト。
この介護業界の中で、お客さまの満足度を考えた質の良いサービスを追求しても、介護現場と経営方針とのギャップにより、本当にやりたいサービスを諦めなければならない苦しみを味わってきました。
地域の「困った」のニーズは直接現場で肌で感じており、よく理解していました。でもそれにお応えできない。
それなら私たちの使命は、「必要とされるサービスを提供できるチームを作る」ことだと、自分たちで笑和グループを立ち上げました。
私たちは、ずっと介護の仕事を経験してきました。
本当に楽しく、やりがいのある仕事で、介護が好きだからこそ、ここに至りました。

創業まで苦しみながらも精一杯地域の介護に向き合ってきたことで、地域のケアマネジャーや病院関係者のかたが私たちの創業を応援し、期待していただき、たくさんの後押しをいただきました。
「笑和」は、創業からずっと、地域の「困ったら笑和へ」のご期待に応えることを使命としています。

「和風旅館」からのスタート

笑和を創業するにあたり、まず最初に選んだのは、昭和30年代建築のビジネス旅館でした。
全てが和式の造り、畳敷き和室が19部屋。
エレベーターもスロープもなく、玄関には大きな段差に旅館らしくお客様をお迎えする木造の大階段、そんな建物で笑和はスタートしました。
旅館を借り上げ、埃にまみれながら掃除し、大量の客布団をトラックに積んで運び出し、階段に昇降機を設置し、畳を張り替え、ついに初めてのご利用者さまを迎えたときには、「なんだか懐かしい感じがするなぁ」と喜んでいただき、本当に嬉しかったです。

段差、畳敷きの和室、介護用ではない大浴場など、「バリアフリーでない」介助が困難な建物での運営には、その問題を乗り越えるための介護技術や工夫など、想像以上の難しさがありましたが、その苦労の上に、昭和の懐かしい雰囲気の中で、たくさんの入居者さまが穏やかに過ごしていただけるホームができあがりました。
ご利用者さまやご家族さま、ケアマネジャー、皆さんに助けられ、地域に愛される「笑和」の原点となりました。

この「笑和」一号店を皮切りに、よりたくさんの「困った」にお応えすべく、笑和は展開を続けています。